※この記事はMice Advent Calendar 2019 第6日目の記事です。

こんにちは。めっきり寒くなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
自分は仕事どころか遊びですら外へ出る気力が失せてきてもう駄目です。とりあえず爆ぜてくれ弊社。

気が付けば年末、と言う事で恒例となりつつあるサークル現役生/OBOGによるAdvent Calendar企画の記事となります。現役時代から一度たりとも技術的な記事を書いた試しが無いですね、本当にごめんなさい。
以下本文。

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Advent Calendarで投下される記事でちらほら見かけるように思うのが「その年買って良かった物の振り返り」である。趣味嗜好が似通った人の書いた記事だとこれが結構役に立つことが多い。
今年は何の記事を書こうかなぁ……と長考に入った時に思い出したのが上記の企画。しかしぶっちゃけ自分はそんなに目新しいものを買う方でもない。と言うか買い物をするより高速代やきっぷ代や航空券代に費やしてる金額の方がはるかに高いと思われる。となればこの方向性で記事を書くにしてもネタは旅関係に軌道修正を図っていくことになるだろう。

と言う事で今年は「2019年に訪れて良かったところ」「訪れた先で食べて良かったもの」をまとめていく記事にしてみたいと思う。
とは言っても自分は旅先の趣味が世間一般とは大いにズレているであろうから参考にならない事請け合いである。同じように趣味がズレている人に少しでも刺さることを祈るばかり。

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ところで2019年は自分にとって47都道府県全てへの上陸を達成した記念すべき年となった。と言う訳で当初案では「47都道府県のこれまで行ってよかったとこ」を書き連ねていく記事を用意する予定だったのだが、いざ考え始めてみると「殆ど宿行って寝てただけであんまり見るものを見てない」「県庁所在地から出てない」「超定番どころを訪れただけ」と言う都道府県が続出してしまった。
そんなこんなで大幅に規模を縮小して今回のテーマに落ち着いた次第である。まあ恐らく冗長が過ぎる記事が出来上がってただろうからこんなモンで良かったんだろう多分。

◆ 北海道スキー (1/19-21, 4/6-8)
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大学時代からちょこちょこスキーには出かけていたが北海道で滑るのは実は今年が初。しかも訪れたのは特に雪質の良さで有名なニセコ。相変わらず腕前が今一つな自分でも非常に滑りやすいのには大変驚かされた。

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しかし本州だったら中級以上にされてそうな斜度でも平気で初級扱いしてくるのには参った。一緒に行く人々がスキー上級者だらけなので大変厳しいものがある。生きて帰れてよかったよホント。

北海道スキーの魅力は雪質の良さに加えてメシにも有るだろう。マジで良い思いしかしていないし今シーズンも行く予定が有るので大変楽しみ。
◆ 芋煮会 (9/15)
宮城との仁義なき芋煮戦争で有名な山形県。マイクロマウス勢には東北大会終了後に提供される芋煮に馴染みのある方も居るのではなかろうか。
そんな山形県が誇る狂気のイベントがこの「日本一の芋煮会フェスティバル」である。直径6.5mの大鍋で調理した芋煮を重機で取り分けるシーンを目の当たりにすると「伊達に日本一名乗ってる訳じゃねえなあこれ……」と言葉を失うこと請け合いである。わざわざ毎年新車を用意した上に潤滑油も食用油に入れ替えているそうな。
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普通イベントつったってトン単位で食材の量を書いたりしねえぞ。
しかし見た目のインパクトだけでなくしっかり美味しいのでおススメである。

◆ キャンピングカーを名乗るマイクロバス (4/28-30)
「去年キャンピングカー借りたのめっちゃ楽しかったし今年もやるっしょ!!」と全員ノリノリで企画を始めたのは良いがこんなはずでは。ボンゴベースの車だった去年とは違い高速走行中の安定感は段違いで流石はバスベース。しかし観光地へ寄ろうにも駐車の取り回しも一苦労だったのでやっぱり借りるなら常識的なサイズの物にすべきだろう(当たり前)。
この件の顛末についてはその内個別記事で詳細を書き残しておきたい。
◆ 富士山頂 (8/10)
静岡県民なら一度は登らねば……と思い続けて18年の果てに東京へ転出、さらには本州すら離れてようやくの登頂となった。
景色は良かったが12時間で700km弱ソロ運転→5時間睡眠→13時間で登頂/下山と言うアホ極まる日程は過去最高レベルに過酷だった。高山病にやられず済んで良かったよホント。時間の都合上お鉢めぐりを断念せざるを得なかったので今度は余裕を持った日程で再訪したいところ。

◆ 紀伊半島 (5/5-6)
クルマで四国から静岡まで一気に一人運転で帰省した結果ボロボロになったために帰りは一泊二日でゆっくりと……と言う事で途中流れ着いたのが紀伊半島。無駄にデカいし道は悪いしなかなか行ける所じゃないから、ぐらいの理由で行ったもののこれがどうして見どころが多い。世界遺産・熊野エリアに始まり千枚田や鬼ヶ城の荒々しい海岸地形など、帰る頃にはどうにか機会作って再訪しなければ……と言う気持ちにすっかりさせられてしまっていた。しかしやっぱりデカ過ぎて移動が大変なのはどうしたものか。
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◆ ちきゅう公開 (6/2)
海洋研究開発機構の保有する地球深部探査船である。そびえ立つ掘削用のやぐらが大変カッコいい船で内部も見どころ満載だが、この日の公開地は和歌山の南端付近・新宮市。また紀伊半島か!
お土産には特製のピンバッジを頂いた。夜の停泊風景が大変絵になる船なので、また清水港辺りに停泊しているタイミングを狙ってみたいところ。

◆ 千里川土手 (2/24)
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大阪・伊丹空港の滑走路終端すぐ南側にある航空ファンには有名な場所である。頭上すぐ上を航空機が飛び交う土手はバズーカを構えるガチ勢だけではなく、お散歩中の地元民や親子連れも多数たむろする和気藹々とした雰囲気。夜に行くと誘導灯で恐ろしく綺麗な眺めが楽しめると思われるが現状まだ再訪出来ていない。またそのうち行きたいなあ。 P2240085
こちらも少々駅からは遠いがレンタサイクルも有ったので割と気軽に到達可能だった。

◆ オレンジフェリーのデラックスシングル (2/1) 限界旅程やエクストリーム出勤を支える命綱であるところのオレンジフェリー(大阪南港-愛媛・東予港)。大抵一番下のランクのきっぷ(シングル)を取るところ、この時はその一つ上であるデラックスシングルを初めて取ったところこの状況。シングルだとマジモンの独房なんですが、これならビジネスホテルの部屋と大して変わらんくらいになるなーと。非常に快適。
南予地区の名物料理であるところの宇和島鯛めしも食えて運賃と人権のバランスが取れたオレンジフェリーで皆様も是非是非離島へ。

◆ 明石海峡大橋塔頂部 (5/19)
世界最長の吊り橋を支える主塔の頂上、約300mの高さへ降り立つ事が出来るツアーが毎日挙行されている。普通は点検作業員くらいしか入れない高速道路直下のトラス部分を歩いていけるのも楽しい。他の本四連絡橋でもこの様なツアーが不定期開催されていると言う話も…?
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溢れる秘密基地感。長期休みとかだと予約取るの大変そうだけど是非是非。

◆ 瀬戸大橋記念公園 (2/10, 5/18)
四国側へ瀬戸大橋を渡り切ってすぐの所に佇む記念館が大変おススメ。かなり大きな物も含めて模型多数による建設過程や橋の構造についての解説が充実している。その上入場料無料なのには驚き。難点を挙げるとするなら駅から遠くて公共交通機関によるアクセスが結構面倒臭そうなことか。

◆ 大久野島 (11/2)
ウサギの島として有名な広島・竹原市沖の小島である。特にマイナーな動物でもないのにあまりウサギを近くで見た記憶の無い自分には大変新鮮な体験だった。この日は三連休初日、愛媛側から朝一の船で渡航したが、昼が近づき人が増えてウサギも腹が膨れて活動が鈍ると言う状況にあり、やはり行くなら連休以外の早い時間帯を狙うべきだろうなあと。
それはそうと一たびウサギに餌を与えてしまうと最後、カメラを構えようとしゃがみ込むだけで「アイツまた何かくれるぞ!!!」とばかりに遠くからも大挙してすっ飛んでくるのには参らされた。島に掲示されてるポスター曰くウサギは目が悪いとの事だったがアレは一体何だったのか。
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◆ 四国カルスト (3/2, 8/16-17)
四国西部は愛媛県と高知県の県境地帯、標高約1,400mの高原地帯である。なかなかに日本離れした光景が広がる牧草地帯でホント良いとこだった。
ホント良いとこだったのだが、ここをキャンプ地とした日は快晴にも関わらず見事な満月。新月ならば絶好の星空を楽しめるとの事だったが勿論この日は敗北。同じ県内とは言え道が悪いしなかなか再訪するのがしんどいのでどうしたものやら。
◆ 大観峰 (10/17)
阿蘇カルデラの外輪山最高峰である。阿蘇山とカルデラを一望出来るが、恐らくカルデラと言う地形を理解するのにこれ以上良い場所は無いんじゃなかろうか。到着してしばらく「すげえ見事にこの一帯陥没してんだなこれ……」と思いつつボケっとしていたのが印象深い。外輪山のさらに外側は北海道を思わせる丘陵地帯が広がっていて本当に不思議なところ。
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◆ 高千穂 (10/17-18)
天照大神の天岩戸伝説など神話の舞台として有名な町である。小雨が降る中高千穂峡や天安河原を訪れたりしたが、なるほど確かに……と思わせる雰囲気が有った。ブラタモリにて熊野本宮大社周辺が高天原に例えられる回が有ったけれど、そう言えば切り立った断崖が迫る川が続き山中で急に開ける地形だったなあと。高千穂の地形もまたそんな感じ。
正直ここも行くのが結構大変だが、民宿でお勧めされた神社を回ってるだけで一杯一杯になってしまったので再訪したい場所に加えることとなってしまった。もう金だけじゃなくて身体も幾つあったって足らんわ人生。
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◆ 池島炭鉱跡 (10/20)
長崎県と言えば軍艦島が有名だが、ほど近い所にあるこの池島も同じく炭鉱の島。しかも実際に使われていた坑道へ入ることができるツアーが挙行されている。正直激アツである。港が入り江に設けられているため、上陸出来る日が限られるとされる軍艦島とは異なりツアーの予約さえ取れればほぼ確実に最高の体験ができるだろう。
ツアーは午前・午後に一回ずつの挙行となるが、午前の部参加者は炭鉱職員向けのアパート跡などを巡るオプショナルツアーを申し込む事ができる(ほぼ全員が通しで参加していた)。アパートでは実際の室内や屋上に上がる事もできるが、ガイドさんが消えた?と思った次の瞬間ツアー客に紛れて忍び込んできた不届き者相手の物凄い怒鳴り声が下層階から聞こえてくる珍事に苦笑い。自由行動がしにくいツアーはあまり好きではないのだが、このツアーに関しては珍しくもうこれ以上はねえなと思うくらいの満足感が得られた。
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◆ 針尾送信所 (10/21) 太平洋戦争の端緒、真珠湾攻撃を命令する暗号「ニイタカヤマノボレ ヒトフタマルハチ」を発信した施設として有名だが、実際の所それを裏付ける資料は残っていないとのこと。
それはともかくとしてコンクリート製の送信塔3基が天を衝く光景は実に壮観である。案内のボランティアスタッフが駐在している時間帯であれば中にも入れるが、何だかロケットの打ち上げ施設の様にも思えてくる。
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◆ 台北機廠 (7/27)
台湾・台北市中心部にある車両工場だった場所である。鉄道博物館へと改装する計画があり、現在は少人数の予約制での公開が行われている。
1930年代に落成した時の原型を殆ど留めていると言う施設の数々が観察できるほか、台鉄を支えた車両も保管されている。中には日本から輸送されてきた583系電車まで有ったり。
見学はガイドツアーの形式となるが、7月現在では中国語のみでの対応となるため自分の様に中国語が分からない人間は残念ながらツアーをフルに楽しむことは難しい。将来的には日本語でも案内できるかも?と言う旨の含みを持たせるような発言もあったので今後の展開に期待したいところ。

◆ 南廻線 (7/29)
間違いなく今年一番行って良かった場所だと思う。昨年秋の台湾渡航で乗車を断念する羽目になった普快車にようやく乗車を果たす事ができた。
普快車は台鉄の列車では一番ランクの低い種別であり、南国を走るにも関わらず冷房が一切ついていないと言う夏場は文字通り蒸し風呂と化す客車列車。しかしここに一日一往復のみが残るとあって夏場だろうが自分の様な物好きが少なからず集まっていた。
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窓を全て開け放ち、機関車のエンジン音を感じながら流れゆく南国の景色を楽しむ平日の2時間はどうしようもなく贅沢だった。
南廻線の電化完成と共に恐らく普快車が消滅するまで後1年有るかどうか。もう一度乗りに行きたいけど電化柱が着実に侵略を続ける今、あの時の気分をまた味わう事は果たして出来るんだろうか。

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印象に残ってる場所が多過ぎて結局冗長極まる記事となってしまいました。これでも多少は取捨選択してる方なので嫌になっちゃいますね。
47都道府県すべてに降り立ったとは言えまだまだ日本は行ったことが無い場所だらけ。来年もまた面白い場所を沢山巡れると良いなあと思います。皆様のおススメ情報をお待ちしております。 きっと来年も残高が減る一方なんだろうなあ。もうおしまいだ。

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明日のMice Advent Calendar 2019コヒロさんによる「全日本大会の反省」です。
マイクロマウスも良いですけど先輩が書くキャンプのすゝめ記事が読みたいなあ。